ちくま学芸文庫<br> デリダから道元へ―「脱構築」と「身心脱落」

ちくま学芸文庫
デリダから道元へ―「脱構築」と「身心脱落」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480084996
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

内容説明

「私」ならざる「自己」とは何か。何物をも創出しない創出とは、私やわれわれよりも古い約束とは、別なる時間の見方とは、亜=譬喩とは、中性的であることとは、神なしの神学とは何か。現象学的思考の最先端に立って問い続けるデリダが、『プシュケ』において到達した地点は、不思議にも道元の『正法眼蔵』の立つ地点とぴたりと重なった。750年の時空を超えた、希有にして必然の出会い。ひとたび唱和しはじめた両者のエクリチュールは、もはや語り止むことがない。デリダ自身が読むことを渇望した驚くべき論考。

目次

1 「問い」と「答え」
2 「鏡」と「プシュケ」
3 「現存在」と「吾我」
4 「自己」と「他己」
5 「原=時間」と「親曾」
6 「否定」と「不道」
7 「神秘」と「直観」
8 「沈黙」と「説法」
9 「歴劫」と「場所」
10 「祈り」と「回向」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki

0
マイ道元ブーム最終章で、まさかのSoWhat本。差延が否定神学と位相を違えること、これは軸がブレるとしても、せめて<祈り>については、より詳細な展開が望まれた。2017/05/12

やえもん

0
森本先生のゼミにおりました。何を質問しても良いゼミでした。たとえば、「本とはなにか」という質問でも良いのです。2009/09/10

えぐざいる

0
脳内消化率15%くらい。いつかまた読んだ時にストンと落ちる事が来ると思います。 そして 私が『はるかな過去に私自身の死でない死によって死んでいる』 としたら改めて過去のテクストにないジブンの生を享受する事に決めました2009/05/05

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