ちくま新書
燃料電池

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480061430
  • NDC分類 572.1
  • Cコード C0250

内容説明

近年の炭酸ガス濃度の増加は、地球温暖化・気候変動の原因として21世紀の最大の問題になりつつある。そこで、大きな注目を集めているのが水素である。水素は燃焼後、有害物質を排出せず、高効率の燃料であることなどの魅力的な化学的特性を備えている。近年の燃料電池のめざましい技術革新の背景には、そうした事情がある。燃料電池によるエネルギー革命の実態を、クルマを中心に考える。

目次

第1章 燃料電池とは何か(グローブ卿の発見;ベーコンの発明 ほか)
第2章 元祖・バラード物語(地質学者ジェフリー・バラード;カナダ政府の英断 ほか)
第3章 進化する自動車技術(京都議定書;IPCC ほか)
第4章 燃料電池車の最前線(ダイムラー・クライスラー社;GMの開発 ほか)
第5章 水素エネルギーと未来社会(三大市場;自動車産業の戦略 ほか)

著者等紹介

槌屋治紀[ツチヤハルキ]
1943年千葉県生まれ。東京大学工学部機械工学科を経て、同大学院博士課程修了。工学博士、システム工学専攻。その後、コンピュータ・システム、エネルギー技術などの研究開発に従事した後、79年(株)システム技術研究所を設立し、現在、同所長。放送大学客員教授も務める。エネルギー・資源分析、情報科学の手法を使い、持続可能な社会への道筋を研究し、提案している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

34
専門的な科学の話が多くて難しかった。インフラさえ整えば、水素電池車は速い段階でポピュラーになると思う。2015/06/15

0
2003年の本だけれど、なかなか面白い。ハイブリッドやEVは生産時に多くの二酸化炭素を排出するので、結局ガソリン車同様に環境に優しくない、というのはやっぱり嘘なんだと納得しました。トヨタが水素電池の車を発売するようなので、ちょっとワクワクします。この本の中で予想するように、いつの日か駐車場で燃料電池車を発電所にして、駐車料金を払うかわりに電気代を駐車場から受け取るビジネス・モデルが成立する日が来ると面白い。2014/11/08

いちはじめ

0
自動車用燃料電池の話が中心。そこそこ読みやすい2003/11/10

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