ちくまライブラリー<br> ナポレオン伝説の形成―フランス19世紀美術のもう一つの顔

ちくまライブラリー
ナポレオン伝説の形成―フランス19世紀美術のもう一つの顔

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480051981
  • NDC分類 702.35
  • Cコード C0322

内容説明

視覚的な資料を時代の意匠と伝統の交錯する社会的記号として読み解き、歴史に簒奪された美の復権を試みるユニークなフランス美術史。

目次

第1部 帝権の視覚化(首席画家ダヴィッド;アントワーヌ=ジャン・グロ;その他の芸術家たち〈絵画・彫刻・建築〉)
第2部 ナポレオン崇拝の視覚化(ボナパルティスムとナポレオン崇拝;皇帝から「小伍長」へ;「中道派」の美術戦略―エトワールの凱旋門とヴェルサイユ宮殿の歴史美術館;「遺骸の帰還」とその周辺)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

11
18世紀末の古典主義絵画においては古代ローマの歴史・神話などに仮託して現代の出来事を描くことが多かったが、ナポレオンは御用画家ダヴィッドらに、同時代の出来事をそのまま描くことを求める(軍神マルス風にナポレオンを描いたりすると自分が裸になるから嫌)。第一帝政期のプロパガンダ絵画を、ダヴィッドに限らず、その弟子たち、グロ、ジロデ(オシアンで知られる)、ジェラール(三人のG)の作品を辿りながら、どのようにナポレオン伝説が形成されていったのか見ていく。新古典からロマン主義への移行は、ナポレオン伝説と深く結びつく。2023/07/02

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