筑摩叢書<br> 古代大和朝廷

筑摩叢書
古代大和朝廷

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784480013279
  • NDC分類 210.3

内容説明

大和政権は紀元1・2世紀の交に成立した。橿原付近にいたヤマトヒコ集団が、瀬戸内に散在するヒコ集団を平定したのである。この政権は、吉野の木材で造った大艦隊によって内海に覇をとなえ、漢王朝の文化を朝鮮経由で摂取し、シルクロード延長線のターミナルともなる。記紀を読み解き、中国及び朝鮮の史書を援用して、わが国の古代史を東洋と世界の歴史に位置づける、著者初の日本史論集。

目次

古代大和朝廷(世界史から見た日本の夜明け―大陸との関係;出雲政権の興亡;景初4年鏡は帯方郡製か;記紀をどう読むか―日本上代史の素描;天皇なる称号の由来について;七支刀銘文試釈;大和朝廷の水軍基地―和歌山市鳴滝遺跡を見る;薬師寺東塔;日本の官位令と唐の官品令;三韓時代の位階制について)
補編(東洋史の上の日本;真如親王二題;打出の小槌考;間道新考;幕末の攘夷論と開国論―佐久間象山暗殺の背景)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カールステンセン

2
古代日本を東洋における一国家とみて、東洋全体の歴史の力学の中で大和朝廷がどのような道筋を辿ってきたのかを論考した本。冠位十二階は対外的な意味が大きかった、大和朝廷は紀州の木材を用いた船団を使って瀬戸内海統一を果たした等刺激的な内容で面白く読めました。最後の方に載っている佐久間象山暗殺に関する明治維新の舞台裏のスッパ抜きは面白く、明治維新に抱いていた疑問が一気に解決しました。飛鳥以前に興味を持つ人、日本史全体に興味を持つ人に自信を持ってお勧め出来る1冊です。2019/04/08

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