車いすのリアル―私たちはそんなに気の毒じゃないし、かわいそうでもない

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479391050
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

どうせ乗るなら、カッコいい車いすがいい!25歳の通勤途中の事故で、突如車いす生活に突入!ある日、突然襲ってくる不慮の出来事に、あなたやあなたの友だち・家族が見舞われたら―あなたならどう対応するだろうか。「障害者=がんばりやさん」と思われがちだけど、それだけじゃない。障害があってもなくても、私は私。傷ついたり落ち込んだり、うれしかったり楽しかったり。おんなじなんだよ。車いすの本音をリアルに綴るエッセイ集。

目次

プロローグ ひとごとじゃないよ
第1章 私たちはそんなに気の毒じゃないし、かわいそうでもない(我慢しないで;障害者になったことに後悔はない! ほか)
第2章 障害があっても、オシャレはしたい!(挫折!;もう恋愛はしない ほか)
第3章 はじめの一歩はなかなか踏み出せないけど、出てしまえばなんとかなるよ(さまざまな出会いをつくりだす旅;わたしをバスに乗せて! ほか)
第4章 ボランティアは他人のためじゃなく、自分のためにするものなんだ(障害者はかわいそう?;ボランティアは自分のためにするものなんだよ ほか)

著者等紹介

石川ミカ[イシカワミカ]
1969年山口市生まれ。地元の短大を卒業後、損害保険会社に就職。1995年8月、通勤途中に駅の階段から転落し、頚髄損傷を負う。25歳だった。リハビリの成果で、手は日常生活に支障がないまでに回復したが、足は麻痺が残り、常時車いすを使っている。自分が事故に遭うまで、障害者を見たこともなければ、車いすのことさえ、よく理解していなかった。1998年4月、ソーシャルワーカーを目指して聖カタリナ女子大学社会福祉学部に入学。はじめての一人暮らしが障害をもってからの挑戦であり、厳しさを味わう。翌年、山口県立大学社会福祉学部へ編入学。山口市内のアパートで一人暮らしをはじめる。2000年8月、結婚。2002年3月、卒業。現在、バリアフリー推進コンサルタント、福祉住環境コーディネーターとしてフリーランスで活動中。小・中学校での講演活動も多い。バリアフリーゆかたプロジェクト事務局長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケン五

6
どこにでもいるような普通の人。かわいい感じの女の人。これが、リアルということなんだね。納得。2011/05/23

yamakujira

5
25歳の時に駅の階段から転落して下半身麻痺、車椅子生活になった著者のエッセイ。自分だったら絶望や後悔に苛まれちゃいそうなのに、副題の通りに明るく前向きな著者の姿に敬服する。ただ、いきなり夫が登場するから事故当時に既婚者かと思ったら違うし、友達がいないと書きながら友達が見舞いに来ていたり、時系列の混乱や内容の齟齬を感じてしまう。障碍者の声は有意義だとしても、商業出版なのだから編集者がもっと助言してほしいね。あと、車椅子生活者の収入の道とか、経済的なことをもっと教えてほしかったな。 (★★☆☆☆)2018/05/26

Margate

0
通勤途中の事故で車いす生活になった著者が、身体と心そして自分をとりまく環境の変化を本音で書き綴ったもの。障害者の置かれた立場や気持ちを、他人事ではなくリアルに感じ取ってもらえたら嬉しい、とある。読んでよかった。2004/01/28

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