出版社内容情報
文楽人形遣いの最高位・吉田玉男の貴重な芸談と思い出話を、山川静夫が聞き手・案内役としてまとめあげたもの。玉男の舞台写真約50点も見応えがある。
内容説明
文楽ファン待望の本、ついに刊行!人形遣いの至宝―吉田玉男の芸の魅力に迫る。名舞台の数々、思い出のスナップなど70余点の写真を一挙収録。
目次
徳兵衛『曽根崎心中』
忠兵衛『冥途の飛脚』
治兵衛『心中天網島』
半兵衛『心中宵庚申』
松王丸と菅丞相『菅原伝授手習鑑』
権太と知盛『義経千本桜』
由良助『仮名手本忠臣蔵』
久我之助『妹背山婦女庭訓』
閑話休題
樋口次郎『ひらかな盛衰記』〔ほか〕
著者等紹介
吉田玉男[ヨシダタマオ]
大正8年大阪市生まれ。本名上田末一。昭和8年文楽人形遣い・吉田玉次郎に入門、玉男と名乗る。以来、戦争中の応徴・応召による中断をのぞいて、舞台に立ちつづけ、現役人形遣いの最高峰として活躍中。平成6年8月には、『曽根崎心中』の徳兵衛役上演千回を達成。昭和52年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、平成12年、文化功労者として顕彰される
山川静夫[ヤマカワシズオ]
昭和8年静岡市生まれ。昭和31年、NHKにアナウンサーとして入局。NHK特別主幹を経て、平成6年よりフリー。現在は、エッセイストとして執筆・講演活動のほか、古典芸能関係のプロデュースなど多岐にわたって活躍中。『名手名言』で、平成2年度日本エッセイスト・クラブ賞を受賞
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感想・レビュー
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