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内容説明
「乞食」と呼ばれた素描画家、カフェに恋した詩人、原稿書きに追われた作家、舞台契約に奔走する俳優、金満家に革命家…誰もがたばこの煙と新時代の予兆の中で、自分たちの未来を信じていた。ベルリン、あのベルリンをもう一度。
目次
序章 黄金のベルリン20年代
第1章 芸術家カフェの誕生―誇大妄想狂カフェ
第2章 創造的精神の待合室―ロマーニッシェス・カフェ
第3章 俳優・映画スターたちの一大社交場―レストラン・シュヴァンネッケとメンツ女将
第4章 『三文オペラ』を生んだ世紀の店―レストラン・シュリヒター
第5章 詩人貴族の高級ロカール―ホテル・アドロン、ホテル・エデン、レストラン・ケンピンスキー
第6章 書斎机としてのコーヒー・テーブル―カフェ・カールトンとカフェ・レーオンほか
終章 黄金時代の終焉―精神の大脱出
著者等紹介
シェベラ,ユルゲン[Schebera,J¨urgen]
1940年生まれ。旧東ドイツの書店員から身を起こし、旧東ドイツ中央古書籍センター会長などを歴任。その間、通信教育により大学を卒業。専攻は文化科学とドイツ文学。76年、博士号取得。ドイツ統一後は作家として活躍。クルト・ヴァイルの研究家としても名高い。『芸術都市ベルリン 1918~33』『「黄金」の20年代』(共にB・シュラーダーとの共著)など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。