内容説明
β‐カロテン、リコペン、アスタキサンチンなど、最近脚光を浴びてきた赤い色素カロテノイド。その有用性と魚介類との不思議な関係。
目次
第1章 水生生物の色を探る
第2章 カロテノイドという色素―その生理機能と有用性
第3章 微生物・藻類のカロテノイド
第4章 無脊椎動物のカロテノイド
第5章 魚類のカロテノイド
第6章 魚をより赤く、美しく―錦鯉、金魚、アユ、マダイ、ブリ、サケ
資料 水生生物のカロテノイドの構造と代謝
著者等紹介
松野隆男[マツノタカオ]
1925年(大正14年)京都市生まれ。1948年京都大学医学部薬学科卒業。1949年京都薬科大学講師。1956年薬学博士。1957年京都薬科大学助教授。1960~1962年米国ニューヨーク州立大学に留学。1964年京都薬科大学教授。1990年第9回カロテノイド国際シンポジウム(於京都)を主催、定年退職、京都薬科大学名誉教授。1992年日本水産学会賞(功績賞)受賞。専門、天然物化学
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