ウィルソン外交と日本―理想と現実の間 1913‐1921

ウィルソン外交と日本―理想と現実の間 1913‐1921

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  • サイズ A5判/ページ数 318,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423710678
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C3031

内容説明

ウィルソン外交の最たる特徴は、「自由主義的・民主主義的・国際主義」を標榜し、国内外の政治体制の変革を追求することがアメリカの使命であると見なすことであり、今日では一般に「ウィルソン主義」と呼ばれている。本書は、日米英の外交史料を駆使して、20世紀アメリカ外交に理念的裏づけを与えたウッドロー・ウィルソン政権による対日政策を、アメリカの東アジア政策史の系譜に位置づけながら、4つの重要問題の再検証を通じて、その特質と実態を明らかにしたものである。ウィルソンの対日外交の分析を通じて、現代アメリカ外交の理念的原点である「ウィルソン主義」の可能性と限界を描き出す。

目次

序論 研究動向と問題提起
第1章 対華二一箇条要求への対応
第2章 石井・ランシング協定への対応
第3章 シベリア出兵への対応
第4章 パリ講和会議をめぐる日米関係―ウィルソン構想の展開と挫折
結論 ウィルソンの対日政策―アメリカの東アジア政策の中で

著者等紹介

高原秀介[タカハラシュウスケ]
1968年大阪府豊中市生まれ。1992年関西学院大学文学部卒業。1996年神戸大学大学院法学研究科博士前期課程修了。1996‐1999年日本学術振興会特別研究員(DC1)。1999‐2000年米国ペンシルヴェニア大学歴史学科客員研究員。2002年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。現在、同志社大学法学部嘱託講師、神戸大学非常勤講師、大阪外国語大学非常勤講師、近畿大学文芸学部非常勤講師、帝塚山大学人文科学部非常勤講師。専攻はアメリカ外交史、日米関係史、アメリカ=東アジア関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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