「知の再発見」双書
ロダン―神の手を持つ男

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211848
  • NDC分類 712.35
  • Cコード C0371

出版社内容情報

【内容紹介】
ロダンの生い立ちと彫刻との出会い、自らが語る「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった」という不遇の時代から、世界的名声を獲得していくまでの人生を、作品と共に詳細に辿る。また、カミーユ・クローデルなど、ロダンを取り巻く女性たちの物語も書簡を通して紹介する。ロダン美術館写真部門の文書館員である著者が、貴重な資料と図版をあますところなく活用した、絶好のロダン案内書。
【詳細目次】
第1章「きみは芸術のために生まれた(フールケ)」
第2章「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった(ロダン)」
第3章「彼は限りなく、すべてだった(ミルボー)」
第4章「単純化こそが、真に偉大なのだ(ロダン)」
第5章「そして、名声が訪れる・・・・・・(リルケ)」
資料編
ロダンをめぐる女性たち
女性彫刻家カミーユ・クローデル
ロダンと文学者たち
ロダンと写真家たち
大勢の人が訪れたロダンの有名なアトリエ
技術と手法
ロダン美術館によるブロンズ像の複製

内容説明

ロダンは6人の人物を別々に、伝統的な手順に従って、着衣像の前に裸体像で表現した。「あとはこの上に衣服を乗せればよい。すべてが密着して震える。それは血と肉をもつものであり、冷ややかな人形ではない」。ロダンの生涯と業績を、多くの珍しい図版とともに辿った評伝。

目次

第1章 「きみは芸術のために生まれた(フールケ)」
第2章 「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった(ロダン)」
第3章 「彼はかぎりなく、すべてだった(ミルボー)」
第4章 「単純化こそが、真に偉大なのだ(ロダン)」
第5章 「そして、名声が訪れる…(リルケ)」

著者等紹介

ピネ,エレーヌ[ピネ,エレーヌ][Pinet,H´el`ene]
1952年生まれ。ルーヴル学院卒。1976年からロダン美術館の写真部門で、文書館員として働いている。ロダンやカミーユ・クローデルに関する数多くの著書がある

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年生まれ。東京大学教養学部卒。東京大学名誉教授。大原美術館館長。『近代美術史』『名画を見る眼』『美の思索家たち』など著書多数

遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
1971年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんちゃん

25
同シリーズで、彼の恋人であったカミーユの本を読んだ後に読了。ロダンはとても粘りづよく真実を求める人で、生き方としては不器用で、頑固で、でも情深くて、女にだらしなくて…。実際はどんな人だったんだろう?カミーユがロダンに深くのめり込んだのは、互いの才能に惹かれあったから?彼の業績はよく分かったのだけど、カミーユの本に比べて、ロダンの内面への掘り下げが浅いように感じた。それとも彼が掴みづらい性格だったため、そのようにしか書けなかったのか。ロダンとカミーユの作品を実際に見たくなった。2016/01/08

ヨッコ

4
クローデルの人生のインパクトのほうがぶっちゃけ強い。カレー市民がもう一度みたくなった。2009/04/10

Nobuyuki Shirae

3
多くの人を虜にするロダン。彼の作品や生涯を多くの図解とともに紹介した書。 とても生への熱いダイナミズムを感じさせる人。 精神病などにも苦しんだが、その作品には、より深みが増したと思う。 また世界中の「考える人」「詩人」を見に行きたい。2005/12/07

takakomama

1
「ヌード」展の復習。大理石の「接吻」は見ごたえがありました。ロダンと言えば、カミーユ・クローデルが真っ先に思い浮かびますが、他にも多くの女性が周りにいて派手なこと!仕事量も物凄いです。2018/07/08

v&b

0
図版のみ、バルザック像、彫刻+スケッチ魅力あり、遅咲きの職人気質か。東洋人女性の苦悶の表情に着眼したコラム、古い新聞で読んだ記憶あり。読了時期未定、いずれ。再見

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