Century Books 人と思想 186
セネカ

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  • サイズ B40判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784389411862
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C1310

内容説明

ローマ帝政の暴虐・狂態を生き、その運命を「伴侶」と「対話」したセネカ。彼は、ローマ共和政を哲学したキケローと並んで、ヨーロッパ精神史の恩人である。セネカは哲学者・悲劇作家・宮廷政治家であった。本書では、彼を倫理思想家としてのみならずその全体像で描こうと、彼の多彩で奥の深い人間性に迫ろうとした。

目次

1 セネカの生涯―セネカとその時代(幼年時代;ティベリウスの時代(一四~三七年)
カリグラの時代(三七~四一年)
クラウディウスの時代(四一~五四) ほか)
2 セネカの思想(哲学者セネカの独自性;哲学・倫理学著作;道徳書簡集;自然研究 ほか)

著者等紹介

角田幸彦[カクタユキヒコ]
1941(昭和16)年、小樽市に生まれる。東京教育大学(現、筑波大学)文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。1983~84年ドイツ・テュービンゲン大学留学。1997年マールブルク大学で研究。文学博士(筑波大学)。明治大学教授。専攻はギリシア・ローマ哲学、政治哲学、歴史哲学、景観哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tieckP(ティークP)

2
アマゾンで否定的見解が多いのも分かる。同著者の「キケロー」は、著者の思い入れがいい面に表れたところもあると思うが、この本は「我々はこう考えるべきだ」「我がセネカはこうだった」といった具合で、私見が真実と同一視されすぎている。とは言え、セネカについての研究書が広く扱われているし、入門書が無い状態で、ある程度伝記と著作を紹介してくれる本があることの価値は大いにある。…個人的には、セネカの矛盾に満ちた姿勢と、著者の、怒りを避けよという主張と怒りに満ちた文体の食い違いが似ていて苦笑しながら読んだ。2011/12/09

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