Century Books 人と思想 63<br> パウロ

Century Books 人と思想 63
パウロ

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389410636
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C1310

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウリツィウス

9
【《使徒パウロ》と随想】『パウロ書簡』…新約聖書史論考、私が「使徒パウロ」を青年期に最も愛する信仰者にして神学者、カール・バルト系譜の創始にしてアウグスティヌス系譜にある「悔悛者」でもあるからです。従って《聖》パウロ呼称も新教主義から否定はされませんが再組織課題を帯びる。導き出せることは使徒パウロの構築した神学原型は律法由来ではなく新約由来であるも、正典意味・旧約意味を内包…ギリシャ語再現定本明確継承を果たしたバルトの手による『福音書』…それこそが『ヨハネ福音書』から連関した『パウロ書簡』史実事実理由へ。2014/08/20

きゃんたか

5
筆者はキリスト信仰を「贖罪信仰」と「復活信仰」との二つに分け、前者を律法社会からの解放を希求して生まれたユダヤ起源のもの、後者をギリシャ哲学の影響を受けたヘレニズム起源のものに分ける。パウロの信仰はその混合が見られ、時に難解である。また、氏は信仰が困難な今日の状況を「罪=エゴイズム」という視点で見る時、他者性に縛られ、内面性が貧困になっている肉体の「死」にその活路を求める。ユダヤ文化が疎遠な日本人にとっては、「浄土真宗」でお馴染みの他力本願な「復活信仰」こそが鍵となる。2015/09/03

noraderotta

3
律法主義へを批判し、イエス・キリストの贖罪によって人は許されたのだというキリスト教の根本的な教義を、パウロの生涯を通じて解説した書籍。神への信仰を「個」と「超自我」の関係という形で説明しているので非キリスト者にもわかりやすい。私にとってはじめてキリスト教の重要性に気づいた書籍である。

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