感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
43
【神の意志がすべてであるとの予定説を打ち出したカルヴァンは、ルター以上に神を万能とみて、罪深い人間の理性など神に通じるものか、と――】再読。カルヴァン研究の第一人者による入門書。巻末に、年譜と参考文献。冒頭で著者は、<安易に、希望を語ることはつつしもう。わたしたちはもっともっと暗さを見つめるべきであろう。/カルヴァンという対象に、いっしょに取り組もうとしているのであるから、かれが考えたようにわたしたちもつきつめて考え、かれが生きたようにわたしたちも徹底的に誠実に、責任をもって生きようではないか>、と――⇒2024/04/22
nickandhannah
1
カルヴァンの生涯と思想について簡潔に書かれている入門書だった。カルヴァンという巨人に対する思いと深い尊敬の意が感じられる一冊。多くの人がこの書物を通して更に興味を示し、カルヴァンの『綱要』にチャレンジしてくれると良いと思った。カルヴァンの著作は、私たちに多くのことを教えてくれる。キリスト者はもちろん、教会に行ったことのない方でも、彼の著作からは多くの示唆を得ると思う。2014/07/21
狐森銀猫
0
カルヴァンの対する先生の思いが凝縮されているが、思いのほかわかりやすく、歴史の流れにそって説明がありいっきに読めてしまった。面白いち言っても失礼かもしれないが、カルヴァンに対する認識があらたになった一冊2009/02/24