内容説明
40年に及ぶ臨床経験と精神神経科学の最新の研究動向から、心の病は「こころ」と「からだ」の相互作用の不調和が原因であると説き、いま新たな治療の道が開けつつあることを明言。心を病む人々と社会との共生をめざす精神科医としての真情あふれる力作。
目次
第1章 心の病の兆し
第2章 他人との関わり方の芽生え
第3章 乳幼児期の他人との関わりに果たす神経科学的役割
第4章 これまで情緒不安定はどのように捉えられていたのだろうか
第5章 「身」という言葉について
第6章 いわゆる精神分裂病とはどういう病か
第7章 うつ病とはどういう病だろうか
第8章 神経科学からいわゆる精神病を探る
第9章 共生への道を探る
第10章 精神医学的リハビリテーション
著者等紹介
佐々木時雄[ササキトキオ]
1936年生まれ。1962年弘前大学医学部卒業。1963年東京大学医学部精神医学教室入局。1964年関東労災病院神経科勤務。同病院神経科部長を経て現在、労災リハビリテーション長野作業所所長(関東労災病院医監を兼務)・医学博士(東京大学)・日本医師会認定産業医・労働衛生コンサルタント・精神保健指定医
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