内容説明
先端医療か人間倫理か。医学の哲学史、ケアの本性、バイオエシックスの展望、健全と健康の間、痛みの哲学、脳死・臓器移植、プラセーボなどから、現代医療の最重要問題について考える。
目次
第1章 医学の哲学―その歴史と課題
第2章 ケアの本性
第3章 医療における人間像
第4章 バイオエシックスの展望
第5章 医療原論構築のためのメモ―近代医療のイデオロギーをめぐって
第6章 健全と健康の間―概念史的序論
第7章 痛みと哲学―痛みの質的特性をめぐって
第8章 先端医療と哲学
第9章 動力学としての〈患者‐医療者関係〉―「脳死」・臓器移植およびプラセーボをめぐって