出版社内容情報
俗信一般(縁起かつぎ,うらないなど)を総論的に分析して,出雲地方におけるキツネモチ現象を,地域社会・文化の内側から解明して,問題解決に迫る労作。
内容説明
俗信一般(縁起かつぎ、うらないなど)を総論的に分析し、出雲地方におけるキツネモチ現象を地域社会・文化の内側から解明して、問題解決に迫る労作。
目次
第1部 俗信の心理機制の研究(俗信の意味;俗信へのアプローチ;非合理的行動としての俗信;児童の因果観と俗信;「原因推論のバイアスや誤り」としての俗信;所信体系の一環としての俗信;俗信維持の社会・文化的要因)
第2部 憑きもの俗信の社会心理―エミック・アプローチ(憑きものの意味;憑きもの俗信の実態(出雲・伯耆・隠岐における)
憑きもの俗信の略史
憑依現象としての憑きもの俗信を支える要因
社会的偏見としての憑きもの俗信を支える要因
憑きもの俗信に対する態度の発達)