出版社内容情報
現代日本の都市コミュニティ研究の動向を踏まえつつ,ブラウ,ウェルマン,フィッシャーらのネットワーク論,コミュニティ論などをベースに,独創的な視野の展開を試みる。
【目 次】
はじめに
第1章 現代都市の変容とコミュニティ、ネットワーク
Ⅰ 生態学的構造、アーバニズム、コミュニテイ
Ⅱ 原型としてのシカゴ学派
Ⅲ 都市コミュニティの構成-社会構成理論とコミュニティ存続論
Ⅳ コミュニテイとネットワーク
Ⅴ 現代大都市の構造的・生態学的変容-名古屋の事例
Ⅵ 現代都市におけるネットワークの変容
第2章 分極化する都市
Ⅰ 現代都市類型としての脱工業型都市
Ⅱ 都市の脱工業化転換
Ⅲ 都市の社会構造
Ⅳ 分極化する都市
Ⅴ 分極化と階層形成
Ⅵ 社会構造論からの再考
Ⅶ むすび
第3章 <都史的状況>と友人ネットワーク
はじめに
Ⅰ 友人ネットワーク測定の困難さと調査の概要
Ⅱ 両大学の<都史的状況>の差異
Ⅲ 両大学における友人ネットワークの特徴的違い
Ⅳ 都市的なネットワークと<都市的状況>
第4章 パーソナル・ネットワークのなかの夫婦関係
Ⅰ コミュニティ研究と家族研究の交差
Ⅱ 家族・コミュニティ問題の都市間比較分析
Ⅲ 磁場としてのネットワークと家族
Ⅳ 現代日本の家族・コミュニティ問題
第5章 地方産業都市とエスニシティ
Ⅰ 豊田市H団地と日系ブラジル人の集住
Ⅱ H団地における日系ブラジル人受け入れの経過と現状
Ⅲ 日系ブラジル人のH団地での生活と意識
Ⅳ 日系人を受け入れた日本人住民の意識変容と
問題解決パイプとしての自治区
Ⅴ なぜ「第1次共生」が成立したのか
Ⅵ おわりに
内容説明
日本の都市社会を、複雑に編まれた社会関係のネットワークとしてとらえ、具体的に記述・分析した現時点での最良の成果。
目次
第1章 現代都市の変容とコミュニティ、ネットワーク
第2章 分極化する都市
第3章 「都市的状況」と友人ネットワーク
第4章 パーソナル・ネットワークのなかの夫婦関係
第5章 地方産業都市とエスニシティ