出版社内容情報
ハーバマスの理論を(1)基底認識としての科学論,(2)概念装置としての労働と相互行為論,(3)表層分析としての社会‐政治システム論に整理し,体系的な解明を試みる。
【目次】
序 論 あらたなパラダイム変換をもとめて
第1章 科学主義批判の基底認識
1 実証主義のアポリア
2 ウェーバーと「価値自由」の問題圏
第2章 認識と利害関心の概念装置
1 方法論争と批判的合理主義
2 ゆがめられた強制連関からの解放
第3章 社会化の媒介様式
1 労働と相互行為
2 ヘーゲルとマルクスの労働論
3 文化と希望の想像力
第4章 社会-政治体系のパラダイム
1 後期資本主義の諸特徴
2 正当化の危機と社会体系
あとがき