出版社内容情報
人格の同一性,道徳性,合理性などにまつわる私たちの奥深い信念を揺るがす,現代倫理学からの挑戦。20世紀後半の最も重要な哲学書。
内容説明
“私たちは自分たちが信じているものではない。それはいかにしてか。”人格の同一性、道徳性、合理性などにまつわる私たちの奥深い信念を揺るがす、現代倫理学からの挑戦。20世紀後半の最も重要な哲学書。
目次
1 自己破壊的諸理論(間接的に自己破壊的な諸理論;実践的ディレンマ;道徳数学における五つの誤り;直接的に自己は快適な諸理論;二つの可能性)
2 合理性と時間(“自己利益説”に対する最善の反論;完全な相対性への訴え;時間への異なる態度;われわれはなぜ“自己利益説”を斥けるべきなのか)
3 人格の同一性(われわれは自分自身を何であると信じているのか;われわれは自分たちが信じているものではない。それはいかにしてか;われわれの同一性は重要なことではない。それはなぜか;重要なこと;人格の同一性と合理性;人格の同一性と道徳)
4 未来の世代(非同一性問題;いとわしい結論;ばかげた結論;単純追加パラドックス)
著者等紹介
パーフィット,デレク[パーフィット,デレク][Parfit,Derek]
1942年中国生まれのイギリス人。オックスフォード大学で学び、1967年以来そのオール・ソウルズ・カレッジのシニア・リサーチ・フェロー(研究員)。専門分野は倫理学と形而上学、特に両者の相互関係。また熱心な建築写真家でもある
森村進[モリムラススム]
1955年東京生まれ。一橋大学大学院法学研究科教授(専攻・法哲学)・法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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