内容説明
家族との確執、恋愛とセックス、栄光と挫折…。性同一性障害と戦い続けた女子サッカー元日本代表の衝撃の告白。
目次
1 家族(生きる戦い;ひそかな決意)
2 恋愛(初めての恋;失恋の後遺症)
3 サッカーと性同一性障害と私(サッカーと私;目指せオリンピック ほか)
4 代表への道(選抜への招集;奇跡の銀メダルシュート ほか)
5 転身(あらたなる旅立ち;絶望の初体験 ほか)
著者等紹介
水間百合子[ミズマユリコ]
1970年、山形県生まれ。三歳より浦和市(現さいたま市)へ移住。中学より地元サッカーチーム、浦和本太レディースに入部。90年に開催された北京アジア大会で、女子サッカー日本代表に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたし
1
まず、水間さんって「浦和レイナス」を作られた人だったのにびっくり。サッカーを知らない私でも名前は聞いたことがある。すごい人。この本が出て7年経つが、今の水間さんは今も歌舞伎町にいるのだろうか、公的に男性になる可能性のお話もされていたけれど、どうされているのだろう。サッカーと歌舞伎町での生活は会社員として働くよりも性別を意識する時間が少ないだろうとも言っていた、この本を書かれてからが公的な「性」と向き合っていく時期になって行ったのではないかなぁと想像しました。彼のラフな物言いは爽やかで、魅力的でした。2013/04/13
Katsuaki Mori
0
2016/07/18-2016/07/202016/07/20
福田
0
ずっと興味があった性同一性障害者の本を読了。水間さんという方は知らなかったが日本女子サッカー界の立役者で超有名な方らしい。いつも筒井康隆ばかり読んでたので口語体の多いサクッとした親近感の湧く文体がとても読みやすかった。他の闘病記も沢山読んでいきたい。2015/05/12
VETCH38505053
0
これを読む前は同性愛者も性同一性障害も一緒くたにしてしまってる自分がいました。 だけど著者の経験や思いを読んでそうではないと学びました。 近年LGBTへの理解が進んできたと思っていましたが、血がつながった親子ですら理解しきれない部分があるのにまして他人の思考を「理解したつもり」になっていた自分に反省しました。 すごく勉強になる本です。2021/03/28