内容説明
日本軍国主義が香港を占領していた三年八ヵ月は香港人に戦争、困窮、飢え、逃亡の苦しみをいやと言うほど経験させ、人々に悲愴な記憶を残したが、本書は詳細な説明と図版資料でこの時期の不幸な歴史を描き出している。
目次
第1章 第二次大戦前の香港
第2章 十八日戦争
第3章 陥落後の香港
第4章 帰郷と逃亡
第5章 明日なき社会
第6章 人口と食糧
第7章 分区支配
第8章 敵後方の地下活動
第9章 慈善事業
第10章 教育、新聞、娯楽、余暇
第11章 再統治
第12章 占領下の傷痕をのりこえて