内容説明
小説建設者としての漱石の明と暗。『明暗』こそは夏目漱石にとってその生涯を賭けた最も「小説らしい小説」であった。その卓抜な到達に向かって振り子的運動を続けた独特の制作過程と「小説の組立」を追う、著者歴年の仕事の結実がここにある。
目次
1 文学的出発をめぐって
2 夢想と現実
3 『明暗』へ
4 研究史論
小説建設者としての漱石の明と暗。『明暗』こそは夏目漱石にとってその生涯を賭けた最も「小説らしい小説」であった。その卓抜な到達に向かって振り子的運動を続けた独特の制作過程と「小説の組立」を追う、著者歴年の仕事の結実がここにある。
1 文学的出発をめぐって
2 夢想と現実
3 『明暗』へ
4 研究史論