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辺境のマイノリティ―少数グループの生き方

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269720619
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C3098

内容説明

地理、政治、経済、文化の「辺境」、民族、宗教、言語上の「辺境」、さらには社会的な「辺境」、も存在する。本書はさまざまな辺境をマイノリティの視点から検証する。

目次

第1章 少数民族と精霊文化―アイヌ、サーミ、イヌイットの場合
第2章 チェチェン戦争とチェチェン少数民族
第3章 辺境への女性人口移動―帝国から植民地朝鮮へ
第4章 良いアイルランド人 悪いアイルランド人
第5章 アイルランド人がアメリカ人になるまで
第6章 ケルトが結ぶ日本とアイルランド
第7章 辺境からの創造―ケルトの精神世界の展開

著者等紹介

寺谷弘壬[テラタニヒロミ]
神戸生まれ。神戸市外国語大学ロシア語科卒。フルブライト全額支給生としてプリンストン大学大学院博士課程に学ぶ。法政大学講師をへて、1976年青山学院大学助教授。1981年同教授、現在に至る。国際比較研究所長

宋連玉[ソウレンギョク]
大阪生まれ。現在青山学院大学教授。ジェンダー視点から朝鮮近代史・現代史を研究

夏目博明[ナツメヒロアキ]
愛知県生まれ。一橋大学法学部卒。筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科(イギリス文学)単位取得済満期退学。現在青山学院大学教授。ジェイムズ・ジョイス、アイルランド文化研究

九頭見一士[クズミカズシ]
福島県生まれ。青山学院大学大学院博士課程文学研究科英米文学専攻修了。東海大学専任講師、青山学院大学専任講師、同助教授をへて、1980年4月より同教授(現在に至る)。ダブリン大学トリニティカレッジ客員研究員。アイルランド文化、ケルト文化、英語圏地域研究(特にアイルランド共和国と英国)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
青山学院の「辺境における少数集団」という研究のレポート集。半分以上が、アイルランド人に関するレポートだが、やはり19世紀半ばのイギリスにおける「アイルランド人=ゴリラ」という人種差別的大衆文化のあり方を「パンチ」などの人気雑誌のイラストと共に見るレポートが印象的。そして、第一次チェチェン紛争の原因がロシアン・マフィアVSチェチェン・マフィアとの抗争だったというレポートは、チェチェン共和国は皆マフィアか、それに連なる人々は主導していたという分析。経済も外交も皆マフィアが仕切っていたのだから、マフィア国家では2019/10/05

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