シリーズ歴史学の現在<br> 越境する貨幣

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シリーズ歴史学の現在
越境する貨幣

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250990199
  • NDC分類 337.22
  • Cコード C3021

内容説明

歴史のなかの貨幣のさまざまな機能・役割を東アジア地域を視野に収めながら、前近代日本・朝鮮・中国の貨幣制度、国家組織など多元的な視角から追究。シリーズ第1弾。

目次

16・17世紀環シナ海経済と銭貨流通
清代中国の経世論における貨幣と社会
朝鮮時代の貨幣―「利権在上」をめぐる葛藤
日本の中世貨幣と国家
近世初期の撰銭令をめぐって
出土銭貨からみた中・近世移行期の銭貨動態
銭を埋めること―埋納銭をめぐる諸問題
中世の「埋蔵銭」についての覚書―財産の危機管理の視点から

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tnk

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「中国王朝と修好が明確に継続されていたビルマで、専ら貝貨が使われ、銭貨が流通しなかったように、それは、いわゆる朝貢関係のような外交関係とは異なる次元の存在であった。」 「中国沿岸と日本、東南アジアのそれぞれが、銭貨を需要する動機は必ずしも同じではなかった。だが同時に、ある地域での銅銭の動きは、驚くほど距離の離れたほかの地域の銅銭需給に影響を及ぼすような連動性をもっていた。環シナ海の各々の地域経済は、銅銭というかたちで流動性を共有していたということになる。」2019/09/06

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