内容説明
経済学を“陰鬱な科学”から解放する人間発達と文化の経済学の提唱。
目次
序章 人間発達と経済学―現代における経済学の課題と方法を検討する
第1章 市場の経済学―分業と私的所有の世界からみた経済学の基礎
第2章 経済学の発生と展開―学習能力,潜在能力,機会の均等を保障するシステムの構想を経済学はどのように発展させてきたのか
第3章 世界恐慌・インフレーション・貧困・差別―経済における疎外過程
第4章 経済学における倫理と文化・環境問題
第5章 学習能力の発達とインフラストラクチャー―自己実現の過程における人間の諸機能の発達の条件と障害の発生
第6章 社会経済システムの未来
終章 学習人の経済学を―回顧と展望