シリーズ民族を問う
ドイツの長い一九世紀―ドイツ人・ポーランド人・ユダヤ人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250202292
  • NDC分類 234.06
  • Cコード C3022

内容説明

せめぎあうナショナリズムの複雑な形。文化・宗教・言語・民族の境界地域=「東」を通し国民国家建設過程のプロイセン=ドイツを描く。

目次

序章 舞台・ポーゼン
第1章 ドイツ・ナショナリズムの形成
第2章 ドイツ・ナショナリズムの転回
第3章 ドイツ国民国家の形成とポーランド・ナショナリズム
第4章 ドイツ・ナショナリズムと国民統合
第5章 ドイツ・ナショナリズムの進展
第6章 ポーランド・ナショナリズムの展開
終章 ドイツ・ナショナリズムにおける「東」と「西」

著者等紹介

伊藤定良[イトウサダヨシ]
1942年宮城県に生まれる。1966年東京大学文学部西洋史学科卒業。1972年東京大学大学院人文科学研究科(西洋史学専攻)博士課程単位修得退学。現在、青山学院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばん

4
ドイツの19世紀について、いや、まあナショナリズムや近代化と言うものについて。プロイセンの歴史は「鉄血宰相ビスマルク」がアイコンだが、その通りだ。敢えて言えば、如何にそのマイノリティをつくりながら周縁を巻き込み推し進められたか……「啓蒙」「近代化」という理性の野蛮が浮き彫りになる。ドイツの場合はさらにその後の事に想像が飛んでしまうが、それはまた別の機会に学んだほうがよさそうだ。歴史は必ずしも連続的でない。それは記憶をたよりにしているがゆえ。役に立ちましたありがとう。2012/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/175039
  • ご注意事項