内容説明
世界諸地域の国家・社会そして人々は、アメリカといかに出会い、関わったのか―巨大な存在アメリカの実像を描き出し、20世紀史を再構成する。
目次
第1部 敗戦国のアメリカ体験(戦後日本と「アメリカ」の影―「いのち」と「くらし」のナショナル・デモクラシー;「ドル帝国」、インディアン映画、国産コーラ―東ドイツにおけるアメリカ像 ほか)
第2部 国民国家形成とアメリカ体験(浸透する「アメリカ」―メキシコ北部におけるアメリカ体験 1886‐1924年;アラブ・ナショナリズムにおけるアメリカ像―ヨルダン現代史の視角から ほか)
第3部 アジアのアメリカ体験(日本の韓国併合・朝鮮統治とアメリカ;1940年代中国「親米派」のトリレンマ―宋子文のアメリカ体験と中国政治 ほか)
第4部 20世紀世界とアメリカの「対話」(アメリカン・フェミニズムの世紀―参政権・平和/反戦・第一次世界大戦;日本人のハリウッド映画体験 ほか)