教育新書<br> 文学教育論批判

教育新書
文学教育論批判

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784189150060
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C3237

内容説明

文学教育とは、文学作品の読みの指導のことか。それは、文学教材による読解指導とどこが違うのか。文学教育とは、「人間」教育のことか。その中身は深く追及されたのか。文学教育とは、芸術教育のことか。それは、国語科の教科構造とどう関係するのか。本書はこの問題を考察し、文学教材による読解指導の復権を説く。

目次

1 文学作品であることの根拠は何か
2 文学研究の理論は、授業を展開する拠り所になるか
3 文章を検討することのむずかしさ
4 太平洋戦争前後の文学教材と文学教育論の動向
5 文学教育論と国語科教育論の関係
6 文学教材を文学教育論から解放しよう
7 読解指導で文学教材の豊かな読み取りを
8 文学教育論は、前衛の立場に係わってきたのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カルロス

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物語や詩を読んだときに、登場人物の年齢設定が明確ではない場合。その人物の年齢等は本を読んでいる者に委ねられるものだと思う。この本を読んで、1点。 谷川俊太郎さんの詩「かなしみ」を読んで、原作者が書いたであろう年齢が18歳と推定できるとし、教材解釈上の読解としてはそれが唯一の正解ではない。と表記されている。更に「読み取りの範囲に余裕があってよい」ともある。だが、「それにしても三十代というのは誤読であろう」とあるのはいかがだろうか。誤読であろうのだろうか。疑問が残る。2014/11/22

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