文春文庫
贄門島〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167666040
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

21年前、ボートの操舵ミスで房総の海に投げ出された浅見光彦の父は、美瀬島の漁船に助けられるが、生死の境をさまよう床の中で奇妙な声を聞いた。「こんなにつづけて何人も送ることはない」「そうだな、来年に回すか」。父は、その翌年亡くなった。父の死の謎を解くべく島を訪れた浅見の前で、知人の水死体が相次いで発見される…。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。軽井沢在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんぱい

6
沖合の小島、表の笑顔の裏に隠された島民、島に伝わる儀式、面白そうな要素が沢山詰まった作品。2016/06/18

東森久利斗

3
本編より面白い、自作解説を先に読むことをお勧め。内容には関係ないのでご安心を。こんなこと言っちゃっていいの?と案じてしまう創作スタイルにはビックリ。作品との距離が縮まること間違いなし。なるほどねえ~。2019/05/23

suika

3
物語の発端は21年前に浅見の父が奇禍に遭ったボートの水難事故。そこで父は臨死体験をしたという。救助された美瀬島は別名贄門島といい、海の神様に生贄を捧げる風習があったらしい。何やらおどろおどろしい雰囲気ですが、浅見に関わった人が既に二人も殺されています。浅見の行く所、事件ありです(^^;)ヒロインの紗枝子はちょっとキツい感じの女性だけど、少しずつ浅見に心を開いてきた様子。この後事件はどのような展開になっていくのか楽しみ。下巻に続きます。2013/09/11

Kiyoshi Utsugi

2
内田康夫の「贄門島 上」を読了しました。 千葉県の美瀬島(贄門島)に向かった浅見光彦。 途中でひょんなことから一緒になった平子裕馬(ひらこゆうま)から、以前に亡くなった同級生の柿島一道の調査の依頼を受けて、美瀬島に向かいますが、そこで待ち受けていたものは… 房総と言えば里見八犬伝ですが、なにやら里見氏とは関係がありそうな感じで、面白くてついつい一気読みとなりました。2019/04/20

琵音

2
浅見光彦シリーズの中では結構気になっていた本。舞台は房総の離島と相模湾岸。確かに地図で見ると近い!書かれたのがまだ携帯電話普及前の時代なので、今もこのままかは分かりませんが、房総の方にも行ってみたくなっています。ストーリーの方は上巻最後で事件のカードが揃い、本格的に探偵の出動となる、といった感じでしょうか。2014/03/08

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