内容説明
「巨人が実績のある選手を金の力にあかせて獲得しては切り捨てるのはチーム作りとして不可解」「オリンピックへのプロ選手の参加が野球人気の発展につながる」―etc.。星野仙一が熱く訴える。中日ドラゴンズを2度のリーグ優勝に導いた闘将が阪神タイガースの再生に着手、さらなる頂上である「日本一」を目指す。
目次
私の監督論
師との出会い
私の組織論(国内編;国際編)
私の教育論
妻と私
二十一世紀の球界のために
著者等紹介
星野仙一[ホシノセンイチ]
1947年岡山県生まれ。倉敷商業から明治大学に進む。’69年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団、エースとして活躍する。’74年にはチームをリーグ優勝に導くとともに、自身も沢村賞を獲得。通算成績146勝121敗。退団後、NHK野球解説者を経て、’86年シーズン終了後中日監督に就任。2度にわたる監督キャリア10年間において、’88年、’99年の2度セ・リーグ制覇を含め、7回のAクラスの成績を残す。2001年12月阪神タイガース監督に就任
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
16
星野さんと言えば闘将、巨人に牙を剥く…といったトコが僕の中のイメージ。僕は中日の監督時代以降しか知らないけれど、僕が巨人ファンゆえに対岸に居る人物。中日はもちろん、阪神、楽天の監督の頃でも憎き敵将でした。本書は中日の監督を辞めて阪神の監督要請を受諾した辺りに書かれた様で、後の楽天時代に比べて随分と尖った感じも見られるようにも思います。当時の裏話、闘将の考え方など今に読んでも面白く、人間 星野仙一の生き様に惹かれるものを感じずにはいられません。星野さんの本、また見つけたら必ず読みたいです。2019/09/22
ちゅうおうせん
5
1988年、99年、03年、13年。優勝は全てドラマチックでした。 個人の魅力でこれだけ出せる人は、この後出てくるのでしょうか? 個人的には99年優勝は神宮のスタンドで見れて、星野さんのインタビューも聞けたので大満足でした。 明治大学の先輩、ドラゴンズのレジェンドとして応援していました。2024/02/24
むらKみ
4
2003年9月15日デーゲームは阪神尼崎駅の特設スクリーンで応援。19:30には甲子園球場へ移動、甲子園球場の外で、えらい盛り上がりました。星野さんありがとう。勉強させてもらいました。10年前の懐かしい記憶。2010/01/01
ヨー
1
もう少し実用的かと 思いきや、想像以上の 監督としての仕事。 というより星野の人生だった。 嫌いじゃないけどー…2016/11/06
Eiji
0
中日時代に書いた、野球論をタイガースの監督になって手を加え入れた一冊。星野監督自身が書いている。2002/03/30