出版社内容情報
岩波書店以下の版元や電通など日本の言論を左右する面々の来歴を自ら主宰する雑誌「室内」の回顧に仮託しつつ忌憚なく論じた傑作
内容説明
「国民をミスリードした岩波、国語のリズムの破壊者としての岩波を、私は誰でも分る言葉で論じた」―岩波書店を初め講談社、中央公論社以下の版元から電通、博報堂など広告会社まで、日本の言論を左右する面々の過去を、自ら主宰する雑誌「室内」の回顧に仮託しつつ忌憚なく論じる。実感的「言論と出版の百年」。
目次
私の岩波物語
講談社少々
社員でさえ読まない本「社史」
「暮しの手帖」花森安治
「室内室外」
暮の二十九日だというのに
建築雑誌というもの
電通世界一
電通以前にさかのぼる
筑摩書房の三十年〔ほか〕