内容説明
室町幕府の全盛期を築いた将軍、足利義満。冷徹な計略で天皇の地位をも狙う野望を抱きつつ、絢爛たる北山文化を繁栄させ、世阿弥と耽美な交わりを結ぶ。しかし、栄華の裏で、義満は、乳人への秘めた恋心に苛まれていた。その孤高な魂に去来する思いとは。新たな視点で、人間・足利義満を描いた渾身の歴史小説。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。平成10年、第46回菊池寛賞を受賞。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い
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