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戦国争乱を生きる―大名・村、そして女たち

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  • サイズ B40判/ページ数 313p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784140842096
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C1321

内容説明

戦国時代は“力量”の時代でもあった。室町幕府を中心とした秩序が崩壊し、各地に割拠した群雄は、お互いに覆権をきそいあった。しかし、戦国時代の主役は、英雄たちだけではなかった。崩れた中央政府のかわりに、地方が力を得て、新しい秩序を形成する時代でもあった。大名を支える家臣や村の人びと、家や生活を支えた女たちも、また時代の主役であり、西国への幹線経路としての瀬戸内海を中心に活躍した海賊衆も時代の担い手であった。

目次

第1章 戦国大名の実像
第2章 大名の戦場・村人の戦場
第3章 父の偉業・子の重圧
第4章 素顔の戦国武将
第5章 乱世を生きる女たち
第6章 海賊衆の世界
第7章 秀吉襲来

著者等紹介

舘鼻誠[タテハナマコト]
1956年東京都生まれ。立教大学大学院博士後期課程修了。日本中世史専攻。専修大学文学部講師。NHK文化センターさいたまアリーナ教室・東急BE渋谷・BE青葉台など各地の市民講座の講師も務める。LEC大学教授。現在、安芸国の中世武士団として名高い小早川氏の領域復元に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きりまん次ゃ郎

1
戦国大名の権力は絶対的なものではなく、家臣・領民の意向を無視できなかった点や、戦場の実像、残された手紙や文章から見えてくる戦国大名たちの性格や苦悩、戦国時代をたくましく生き抜いた女性たちの姿、海賊大名の実体、そして戦後の復興政策と多岐にわたるテーマを扱いながらも過不足なくまとめ上げている。特に戦国時代の女性たちがいかに実家との結びつきが強かったかという点から、大名に嫁いで行った女性たちはある意味両大名を結びつける外交大使であったという解釈には、今までの戦国大名の妻たちに対するイメージを覆された。2013/09/15

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