出版社内容情報
国民の大多数が持つようになったといわれる「中」意識についてだけでなく,人々のいだく日本社会の階層イメージ,価値志向や価値観,その時系列的な変化,さらには最近指摘される新たな不公平感について科学的なメスを入れる.
目次
1章 序論―階層意識研究の課題
2章 階層帰属意識―経済成長、平等化と「中」意識
3章 階層イメージ―イメージ形成過程への数理的アプローチ
4章 階級帰属意識―その分析価値の消失
5章 公平感と満足感―社会評価の構造と社会的地位
6章 価値意識―社会階層をめぐる価値志向の現在
7章 政党支持意識―1985年まで自民党支持率はなぜ減らなかったか