出版社内容情報
占領初期に労働組合が簇生し,高度成長期に労使関係の枠組みが形成され,総評運動の昂揚と転回を迎え,オイル・ショック以後それが大きく再編され,八九年の総評解散・連合の発足をみる.この大きな見取り図をもとに,労働組合・労働運動・労使関係の変遷を捉える.
目次
プロローグ 労使関係における日本の伝統
1 「占領革命」と労働組合
2 労使関係法規の改正と経営権の回復
3 総評の旋回と労使対抗の激化
4 高度成長と春闘の展開
5 戦後型年功的労使関係の形成
6 総評運動とJC・同盟型運動への分化