中公新書<br> 仏教とは何か―ブッダ誕生から現代宗教まで

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中公新書
仏教とは何か―ブッダ誕生から現代宗教まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121011305
  • NDC分類 180
  • Cコード C1215

内容説明

仏教を考える上で、もっとも根元的な難問は「仏教をどう生きるか」ということではないか。現代、日本人にとって、この問いに応えることが焦眉の急務になっている。その難問に対処するには、まずブッダの人生と仏教の歴史を等分の視野におさめる必要がある。ひとり日本においてのみ繁栄を誇り、しかし今や、その生命力を枯渇させつつ自滅の道を突き進んでいる大乗仏教―。日本の仏教を、ブッダ誕生の原点に立ちもどって検証する。

目次

1章 ブッダの人生
2章 ブッダと現代
3章 仏教思想のキーワード
4章 日本仏教の個性
5章 民俗仏教の背景
6章 現代との接点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白河清風

23
筆者は「仏教とは何か」は難問なので、仏教をどう生きるかに置き換えて論考していくと宣言した。具体的には筆者は寄稿にあたり、ブッダの人生と仏教の歴史を等分に視野に収めようと考えた。そして、本の中で注力したのは大乗仏教至上主義の立場からいかに脱却するのかということだった。大乗仏教至上主義は原始仏教から小乗仏教等を経由して、仏教の最高形態の大乗仏教に到達し、日本において開花したという考え方であるが、実態は次第に仏教の生命力を枯渇させ、自滅の道を進んできたのではないかと筆者は考える。私はこの考え方に興味を覚えた。2022/06/07

よしひろ

9
仏教は生老病死を抱えた人間が煩悩を克服し、無我の境地を体得する教えである。それは単なる信仰というよりは、お経や修験道に代表される自分を磨く過程そのものだと感じた。ある種、科学的で合理的な教えなのではないか。肉体や精神に対して、現実的なアプローチをしていると感じた。日本も仏教の影響を強く受けている。ヨーロッパにとってのキリスト教がそうであるように、宗教への理解が深まると歴史がクリアに見えてくる。もっと仏教を学びたい。2015/08/02

ねこさん

8
全体を通して日本の仏教界への問題提起が目的のような本。1993年当時の仏教に対する世間の印象と、昨今の仏教ブームとの差異も少なからずありつつ、在家からすると自明のことのように感じることが正に大袈裟に書かれていたりもして、世襲坊主、袈裟坊主の連中が読んだら説法も少しは面白くなるんじゃないか。著者の仏教に対する所見を述べた本として読むのであれば、何ら問題はないと思う。2016/11/22

かみしの

7
「現代の仏教はどうすべきか―ブッダの生き様から学ぶ―」というような内容。キー・ワードから仏教思想を探っていくというのは面白いがやや散漫。山岳思想と仏教の接続、インド仏教の「無我」に対して日本仏教の「無心」(神道における「禊」との結び付き)といった辺りは、納得だった。もっと仏教的に「死」と「死後」について考えよう、というのがメイン・テーマだと思うが、それはいわゆる「暗くて怖い」仏教感と繋がってしまうので注意が必要ではないか。散見する「周知のように」という表現が少し鼻についた。2013/11/12

ばぶでん

4
入門書として読んでみたが、興味深かった。入門書としてより有名らしい「仏教入門」「はじめての仏教」も読んでみたい。備忘:【仏陀の教え】全ての欲望と執着を捨て去り、一切の苦悩から逃れるために苦やその原因と消滅に至る道を正しく観察せよ(四諦)。生存の迷いとしての無明と無明による輪廻から離脱するため四諦の真理(縁起の理)を知ること。自我に固執することをやめ、世界を空と観察せよ。【日本仏教】印度から伝わったものが受容される過程で変容。元々は悟りを求めるものが、山岳信仰や先祖崇拝の要素が強まり、葬式仏教化していった。2022/01/20

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