新潮新書
父親が教えるツルカメ算

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  • サイズ 新書判/ページ数 177p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101755
  • NDC分類 411.1
  • Cコード C0241

出版社内容情報

算数は「拷問」ではなく、子供の論理性や自制心を養い、父親の人生観を子供に伝えるための恰好のツールである──。二男を育てあげた自らの実体験に基づき、父親が子供に算数を教えることの重要性を説く。ツルカメ算、和差算、差集め算、ニュートン算、流水算から図形問題まで、厳選の24問を本文中に出題。中学受験にも登場する例題を解きながら、長らく忘れかけていた算数の楽しさを思い出し、勘所がつかめる一冊!

内容説明

算数は「拷問」ではなく、子供の論理性や自制心を養い、父親の人生観を子供に伝えるための恰好のツールである―。二人の息子を育てあげた自らの実体験に基づき、父親が子供に算数を教えることの重要性を説く。ツルカメ算、和差算、差集め算、ニュートン算、流水算から図形問題まで、厳選の24問を本文中に出題。中学受験にも登場する例題を解きながら、長らく忘れていた算数の楽しさを思い出し、勘所がつかめる一冊。

目次

1 父親って何だろう―算数と国語力、生きるための論理的思考力
2 すべてはツルカメ算から始まる―ツルカメ算、和差算
3 子育てとはいったい何だろうか―差集め算、ニュートン算
4 計算が苦手な子供の基礎的トレーニング―ソロバンの基本、十九十九
5 分数と比の面白さ―割り算の意味、流水算
6 素晴らしい図形の世界―円のバリエーション、立体図形
7 子供の未来と父親の人生―算数と人生観、セルフ・コントロールの能力

著者等紹介

三田誠広[ミタマサヒロ]
1948(昭和23)年大阪府生まれ。作家、日本文藝家協会副理事長。早稲田大学第一文学部卒。1977年『僕って何』で第七十七回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

15
2006年7月の本。私が小学生の頃に芥川賞を受賞した作家が書いた「算数はおもしろい。お父さん、子供に教えましょう。」という本。なんとなく「子どもに教えたくなる算数」(栗田哲也氏)と似た感じもしたが、最終の7、子供の未来と父親の人生、ここだけ読んでも十分価値がある。人を育てるって、こういうことなのね、って思った。その辺の書きっぷりの上手さは流石。2019/12/09

Humbaba

3
代数幾何によって学ぶことが出来るのはあくまでも解き方であって,発想力ではない.無論論理的な解き方を覚えることは重要であるが,それ以上に代数などを使わなくても溶けるようになる実力を身につけることは重要なことである.2011/12/11

yavℹ︎

1
小説家の文章だけに実に読みやすい。しかも、内容もわかりやすく、ためになる。 「算数は、前頭葉を鍛える。算数は、シミュレーション能力を鍛える。算数というのは単なる計算の能力を試すものではなく、発想の転換によって不可能と思われた局面を切り開くという、人間にとって最も大切な能力を育てる学科だ。決断力は、論理性から生じる。」 実に小気味良い。2011/08/16

tatakuma

0
ツルカメ算という名前は知っていたけど、小学校で習わなかったので、気になっていたから、学べてよかったです。論理的思考の面白さが体験できる本だと思います。2014/08/30

ラスコリ

0
算数をきっかけに人生を振り返るのが目的だとか。 小学生のうちに代数でない論理的能力を使い算数を解くことが役に立つ。 小学生の問題といえどもフリーズしてしまった問題がありました。 2014/04/26

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