新潮新書
世間のウソ

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106100994
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

内容説明

ありもしない「民事不介入の原則」をタテに怠慢を極めてきた警察。「鳥インフルエンザで大量の死者が出る」と世間を恫喝しまくる困った専門家。「億万長者へのチャンス!」といいながら、一等の当選確率はわずか一〇〇〇万分の一にしか過ぎぬ年末ジャンボ宝くじ―。マスコミ、裁判官、ギャンブル、ニュース、そして超大国アメリカまで。世間を騙し、世論を誤らせるウソの数々。すべてのイカサマは、お見通し。

目次

第1章 「リスク」をめぐるウソ(宝くじのウソ;自殺報道のウソ;安全性のウソ)
第2章 「事件」をめぐるウソ(男女のウソ;人身売買のウソ;性善説のウソ)
第3章 「子ども」をめぐるウソ(精神鑑定のウソ;児童虐待のウソ;部活のウソ)
第4章 「値段」をめぐるウソ(料金設定のウソ;絵画市場のウソ;オリンピックのウソ)
第5章 「制度」をめぐるウソ(裁判員のウソ;大国のウソ;他国支配のウソ)

著者等紹介

日垣隆[ヒガキタカシ]
1958(昭和33)年長野県生まれ。作家、ジャーナリスト。『そして殺人者は野に放たれる』で第三回新潮ドキュメント賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

53
警察の民事不介入の原則に、法的根拠は無いという事を初めて知りました。2019/11/20

tetsu

31
★5 橘玲もいいけど日垣隆もとてもいい。こうゆうのを良識というのでしょう。 日本はIAEAの核査察を長い間受け入れていて、IAEAが予算を使いすぎ、他の国の査察がおろそかになっていた。要するに査察を受け入れる国には念入りに、嫌がる国にでは手を抜くということらしい。予算といっても査察官の滞在費なので、日本は長くいて快適なのでしょう。 他にも犯罪者の精神鑑定は科学的(再現性があり、誰がやっても同じ結果)ではないので意味がないなど。 この著者の他の本も読みたくなる。2016/10/13

kinkin

26
マスコミの報道や、世間一般で言われていることを、鵜呑みしないこと。2014/02/28

さきん

25
宝くじ、自殺報道、安全性、人身売買、性善説、児童虐待、部活、配達料金、絵画市場、オリンピック、裁判員、大国、イラクそれぞれのウソをニュースから明らかにする。賭博の管轄は主に国がやっていて、上手い具合に省庁は住み分けているなと思った。鳥インフルエンザは、ワクチンは過剰だが対策は、厳重なくらいでちょうど良いと思う。ヒトからヒトに移るパターンに進化するのは稀だが、起きたら起きたらで、大きな被害をもたらす。部活は、過剰な指導になりがちなところがあるが、著者の案は微妙である。オリンピック、2017/02/04

としP

22
「児童虐待は増えたのではなく、虐待報道が増えた。それは警察が介入するようになって警察発表が増えたから。」警察の民事不介入の原則には、法的根拠なんてなかったんだ。。。2017/12/06

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