シリーズ「進化論の現在」
シンデレラがいじめられるほんとうの理由

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  • サイズ B40判/ページ数 111p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784105423025
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0030

内容説明

なぜ継母はシンデレラをいじめるのでしょう?実はこの物語には、我が子を意のままにしようとする、世の母親たちの深謀が隠されているというのですが…。もはや現代の進化論は、キリンの首がいかに長くなったかとか、ウサギの耳はなぜ伸びたなんて研究をしてるわけではありません。現代の知の枠組みを変えつつある「進化論」の最先端を紹介する知的興奮のシリーズ第一弾。まずは、童話に秘められたアッと驚く真実を、進化論が見事に解き明かします。

目次

第1章 民話
第2章 動物的に振る舞う
第3章 人間におけるステップ・ファミリー
第4章 シンデレラの真実
第5章 親が優先するもの
第6章 否定されたシンデレラ
第7章 ステップをそろえての生活

著者等紹介

デイリー,マーティン[デイリー,マーティン][Daly,Martin]
1944年トロント生まれ。トロント大学を卒業後、マクギル大学にて修士号、トロント大学にて心理学の博士号を取得する。現在はカナダ・マクマスター大学の教授として活躍している。殺人や幼児虐待の社会生物学的研究の第一人者である

ウィルソン,マーゴ[ウィルソン,マーゴ][Wilson,Margo]
1942年カナダ・ウィニペグ生まれ。アルバータ大学を卒業後、カリフォルニア大学にて修士号を得、その後ロンドン大学にてやはり心理学の博士号を取得する。進化生物学的な視点に立つ人間行動研究で知られ、現在はカナダ・マクマスター大学の教授として活躍している。殺人や幼児虐待の社会生物学的研究の第一人者である

竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。『そんなバカな!』で講談社出版文化賞科学出版賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Marie

4
動物学の棚を眺めていたらこのタイトルが目に入って。中身は継子いじめのはなし。ステップファミリーで虐待率が高いことをどうしても認めたくない人たちがいるらしい。だけど割合が大きいのは継親のほうだが総数は実親の方がずっと多いというのも忘れてはいけないなと思った。 2014/05/03

Tomonori Yonezawa

3
地元図書館▼2002.10.20発行▼7章111頁、継親とか幼児虐待とかの話の本。▼図書館で竹内久美子の名前が目について借り。だが、訳であって著者じゃなかった。内容自体は竹内久美子さんの話と似てるが、真面目な博士が真面目に書くと竹内久美子訳でも面白くないんである。▼5章親が優先するもの途中から流し読みで読了。2023/04/18

skr-shower

2
他地区図書館本。心理学系のまじめな本でした。己の遺伝子を有効に残す一番の方法でしょうが、最近の内縁の子虐待・殺人のニュースを聞くと考え込んでしまいます。2019/12/14

pggm

2
内容の是非はともかく、本の構成がよい。有名童話から課題抽出し問題提起⇒仮説を構築⇒膨大なデータを用いて仮説を検証⇒検証結果に対して社会の反応 といった流れ。有名童話から問題提起するってことは、その問題が古くから多くの人々に共感や関心を得ていることの証拠だから、その問題は根が深い。その深さ分の内容はあった2011/10/31

fut573

2
継子関係についての本。ハヌマンラングールやライオンの子殺しといった野生動物の継子殺しの進化生物学的説明に始まり、アメリカにおけるステップ・ファミリーの虐待事例などを分析する。片親が継親であった場合、両親が実親であった場合に比べて、虐待致死の危険性がおよそ100倍高いという。2009/11/13

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