内容説明
救貧院の孤児として育てられたオリバーは、食べ物も満足にあたえられず、煙突掃除屋や葬儀屋に「貸出」される仕打ちに耐え切れず、9歳のある日そこを抜け出してロンドンへ向かう。オリバーは、道中で出会った少年に案内されて、とある家に泊まることができたが、そこはユダヤ人フェイギン率いる窃盗団の巣窟だった。いやいや一味に加えられたオリバーは、早々に警察に捕まってしまう。
著者等紹介
ディケンズ,チャールズ[ディケンズ,チャールズ][Dickens,Charles]
1812‐1870。英国ポーツマス郊外の下級官吏の家に生れる。家が貧しかったため十歳から働きに出されるが、独学で勉強を続け新聞記者となる。二十四歳のときに短編集『ボズのスケッチ集』で作家としてスタートし、『オリバー・ツイスト』(1837‐79)でその文名を高める。他にも自伝的作品『デイヴィッド・コパフィールド』(1849‐50)など数々の名作を生んだ国民的作家
中村能三[ナカムラヨシミ]
1903‐1981。福岡生れ。旧制福岡高校中退。職業翻訳家の草分けとして、戦前から多数の翻訳を手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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