出版社内容情報
印象派の画家たちはアトリエで制作する19世紀アカデミスムの画家 たちに対抗して、自然の光を求めてカンバスを屋外に持ち出した。パ リの街なかへ、郊外へ、セーヌの流れに沿い、それぞれのテーマを求 めて活動を始めた。 マネ、モネ、ピサロ、シスレー、ドガ、ホイッ スラーなどの代表的作家に加え、近年、再評価の兆しが著しいアカデ ミスムの画家たちの作品も収録する。
池上 忠治[イケガミ チュウジ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
288
印象派の巻なので、当然モネから始まるのかと思っていたら、意外にも巻頭はマネの、続いてはドガの特集である。この二人はともに印象派には属するのだが、この位置に置かれるのはなんとなく違和感が否めない。編年体で編集した故であろうか。マネの「草上の昼食」や「オランピア」などは、たしかに革新的だとは思う。ただ、その絵のタッチは時にはカラヴァッジオ風であったり、せいぜいがセザンヌ風である。そして、その後にようやくモネの登場である。私は必ずしもモネを好むものではないが、それでもやはり「印象」以下の作品には革新的なものは⇒2024/01/11
KAZOO
106
いよいよこの巻からは印象派の作品に入ります。マネ、ドガ、ホイッスラー、モネがかなりのページを割いていますが、私は風景画家で一緒にされている、シスレー、ピサロの作品が好みです。またギュスターヴ・ドレも印象に残りました。2017/02/13
へんかんへん
2
モネ、ピサロ、ソスレー、ドガ、ルノアール、セザンヌ マネ、クチュール、ドガ、ロートレック、メアリー・カサット、ホイッスラー2014/07/29