内容説明
ドイツ人は一般に、誠実でものごとをとことんやりぬき、信用がおけると思われている。加えて、ユーモアを解さず、真面目でカタブツというイメージもある。だが、ドイツ庶民がそろいもそろってガチガチの石頭かというと、決してそんなことはない。ビールやワインを片手に、じつににぎやかにジョークを語り、バカ笑いする。本書は、時期を第二次世界大戦後の五十数年にかぎり、背景となる世相をたどって、その時々のジョークを集めている。東西冷戦下の暮らしを笑い、政治家たちをコケにし、統一後のどたばたをネタにする。当然シモネタも…。あの謹厳実直なドイツ人がバカ笑いしてきたジョークの数々。彼らの笑いはいかに。
目次
1945~49年
1950~59年
1960~69年
1970~79年
1980~89年
1990~99年
著者等紹介
トーマ,ディーター[トーマ,ディーター][Thoma,Dieter]
1927年生まれ。ジャーナリスト。ラジオ番組の司会や随筆の執筆などでも活躍
レンツ,ミヒャエル[レンツ,ミヒャエル][Lentz,Michael]
1926年~2001年。脚本家。映画批評家。ケルン・メディア芸術大学で教鞭もとった
ハウランド,クリス[ハウランド,クリス][Howland,Chris]
1928年生まれ。イギリス出身のエンタテイナー。アナウンサーから転じた変わり種
西川賢一[ニシカワケンイチ]
1942年生まれ。東京外国語大学ドイツ語科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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