内容説明
これまで全貌がわからないまま、歴史の闇に葬られていた「ＢＣ級戦犯裁判」―２５年に及ぶ取材と未発表資料を駆使して描く、渾身のライフワーク１６００枚。
目次
第１章 米国裁判
第２章 英国裁判
第３章 豪州裁判
第４章 オランダ裁判
第５章 フランス裁判
第６章 中国裁判
第７章 ソ連裁判
終章 戦争犯罪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
86
第17回(1995年)講談社ノンフィクション賞。第二次世界大戦のBC級戦犯裁判を追った労書である。各国で行われた裁判を地道に追う。 世界各地で 日本はこの戦争中 何をしてきたのか？各国での裁判にて、日本軍の犯罪が 克明に描写される。各国裁判で 死刑を宣告された971名の思いが伝わる。戦争の狂気の 無惨さを現代に伝える戦争の記録だった。2023/06/06
ステビア
19
よくここまで調べたものだと思う。労作。物理的に重い本なので手が疲れた。2022/05/06
のらねこ
0
「戦争論(小林よしのり)」の参考著書に載ってたので保護。絶版本ではありますが、比較的手に入りやすい連合国の戦争裁判に関するまとめ本。東京裁判は有名ですが、海外の日本軍将兵が各地でどのような裁判を受けたか知りたいかたに最適。イラク戦争でイラク政府の閣僚や兵士が戦争裁判を受けていますが、アレと私たちの受難はつながっているのです。あまり語られない歴史に興味のある方はぜひ。2011/07/21
匂當内侍
0
BC級戦犯裁判2021/09/27
