出版社内容情報
古川 薫[フルカワ カオル]
著・文・その他
内容説明
志高く維新を先駆した炎の思想家吉田松陰が安政の大獄に連座し、牢獄で執筆した『留魂録』。愛弟子へ切々と訴えかける最後の訓戒で、死に直面した人間が悟り得た死生観を書き記した格調高い遺書文学の傑作を味読・精読する。
目次
1 解題(世に出るまで;二十一回の猛;法廷での激論 ほか)
2 留魂録(余去年已来心蹟百変;七月九日、初めて評定所呼出しあり;吾が性激烈怒罵に短し ほか)
付 史伝・吉田松陰(丘の上の貧乏武士;丘学師範吉田家;萩城での親試 ほか)
著者等紹介
古川薫[フルカワカオル]
1925年、下関生まれ。山口大学教育学部卒。教員、新聞記者を経て、1970年から文筆活動にはいる。1993年、直木賞受賞
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