講談社学術文庫<br> 祝祭空間の想像力―ヨーロッパ中世文学を読む

講談社学術文庫
祝祭空間の想像力―ヨーロッパ中世文学を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061589148
  • NDC分類 902.04
  • Cコード C0198

内容説明

ヨーロッパ文学の源流をなす中世の愛の物語には、独特の楽しさ、美しさがある。哀婉の極みの愛、自我にめざめた知性人の悲劇的な愛、そして愉快な愛のカーニバル…。著者はヨーロッパ学の造詣と情熱を傾けて、『トリスタンとイズー』『ニーベルンゲンの歌』『デカメロン』など、中世の愛の人間世界へと誘う。当時の人々の喜びと悲しみが、時空を超えて私たちの想像力を豊かに喚起する会心の書き下ろし。

目次

序章 ヨーロッパ中世文学の愉しみ
第1章 トリスタン・イズー物語―西欧的愛のロマネスク
第2章 ニーベルンゲンの歌―愛の復讐への生成
第3章 アベラールとエロイーズ―中世人の心
第4章 デカメロン―機知と偶然の戯れ
第5章 カンタベリ物語―人間性の黎明

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっせぃー

0
これは!、という考察があるわけではないのだけれど、各章における中世文学作品のダイジェストがすごく読みやすい。本当に読んだ気になれてしまうくらいに上手くまとめられていると思う。大学生への講義用なんだろうな。アベラールとエロイーズ、『デカメロン』『カンタベリ物語』、教養として知っておきたかった作品だったのですごくよかった。2013/08/12

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