感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
41
のち80才で1500山の登頂を達成した、というよりダーウィンの自然淘汰説に反論した今西進化論の構築者にして新京都学派の支柱となった今西さんが1940年に刊行した第一著書。まだ30才後半の登山家としての山岳エッセイである。といっても登山記ではなく、止むに止まれぬ登山への希求を何としても伝えようとしているところが凡百の山エッセイと違う。例えばエベレスト未登頂の当時、ヒマラヤK2遠征の企画(戦争により実現せず)の意義を説いた一文が面白い。ヒマラヤ初登頂のスポーツや学術研究としての意義は副産物に過ぎないと冷静に↓2016/08/20
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