出版社内容情報
【内容紹介】
古典の研究に殉じた池田博士が、深い専門知識を踏まえて、日本の古世から近世にいたる文学作品のなかから21種を選んで概説したのが、本書『日本古典入門』である。古典を専門の研究者のみでなく、ひろく一般の人々にも親しまれる共有の遺産たらしめたい、というのが博士の持論でもあった。したがって高度の学術論文のばあいと同様に、全力を傾注して真剣にたちむかわれた述作であることは疑いえないところである。（本書解説より）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマぽよんぽ
1
1952年の本。こういう本を基にして昭和の国語便覧は書かれたのだろう。情報量からして、国語便覧の次に手に取る入門書という印象。情報が簡潔にまとめられてはいるのだが、本が古すぎて、あまり真新しい発見はなかった。2021/07/22
みやの はるか
1
古い本だが分かりやすかった。読みやすくはないが…。『堤中納言物語』と『雨月物語』が読みたくなった。2013/01/23
joyfuton
0
いろんなあらすじが書いてあって面白かった。源氏物語が専門なのに掘り下げていなくて残念。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
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古典を読もうと思って、その前に読んだ。池田亀鑑いわずと知れた源氏物語研究の第一人者。我々が『源氏物語』を読めるのはこの大先生のおかげといっても過言じゃない。けど、「源氏物語は長編小説」って、それでいいんでしょうか。2011/04/05
もわし
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入門です。それぞれの紹介が短い文章なので読みやすいと思いきや、読み終えるまでに時間がかかりました。面白さを求めるのは間違いだとは思うが、集中できなかった。2010/03/15
