内容説明
「戦力なき軍隊」の理想と現実、なしくずし再軍備、旧軍人の策動、社会党の揺れ―国民不在のまま政争の具として翻弄されつづけた半世紀を問う。
目次
序章 「国家のない国に生まれたかった」
第1章 戦力なき軍隊の誕生
第2章 三つ巴の五五年体制
第3章 五五年体制下の自衛隊
第4章 惰性のなかの防衛政策
第5章 基盤的防衛力構想
第6章 新冷戦下の軍備拡張
第7章 湾岸戦争症候群から「普通の国」へ
終章 自衛隊は誰のものか
著者等紹介
植村秀樹[ウエムラヒデキ]
1958年、愛知県新城市生まれ。1983年、早稲田大学法学部卒。読売新聞、青山学院大学大学院、文部省教科書調査官などを経て、現在、流通経済大学法学部教授。専門は国際政治学、安全保障論
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