講談社現代新書<br> 光源氏の一生

個数:

講談社現代新書
光源氏の一生

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月24日 06時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061154025
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0291

出版社内容情報

【内容紹介】
日本文学のうえで、光源氏ほど大ぶりで、ゆたかな、陰影に富んだ人間像は、ほかに見当たらない。幼い日の母への思慕、青年期の恋のはなやかさの反面、人間としての、人知れぬあやまち、悩み、挫折を通して自分をみがきあげ、やがて一門の主として成熟していく姿には、尽きない魅力がある。定評ある著者が、光源氏に焦点をあて、源氏物語を現代的に再編成した野心作であり、源氏物語の入門書としても好適である。

わたしの源氏物語――長くて複雑な源氏物語の内容を、大胆にカットしてみました。そして「光源氏の一生」という筋道に、源氏物語の内容を再編成してみました。それが本書です。あるいは、源氏物語の内容から、もっともよく書けている部分を、自由に抜き出して並べ変えてみた、ともいえるでしょう。こういう仕事は、それをする人によって、ずいぶん違った形にまとめられてくると思いますが、わたしとしては、まずこれだけの話は、ぜひ知っておいていただきたいと思った部分を、書きとめました。この本が縁となり、手引きとなって、現代訳によってなりとも、源氏物語の全体を読んでくだされば、たいへん結構です。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

41
「光源氏はプレイボーイ」という風な低俗な解説が一切無い良書です。『源氏物語』をしっかりと通読・熟読すれば、光源氏がいかに苦しまれたかということがわかるはずです。恋、相手を大事に想うから甘美でもあり又、苦しくもあるということをぼんやりと思いながらの読了です。2016/01/26

井月 奎(いづき けい)

38
『源氏物語』の物語中、光源氏の振る舞いのみを抽出した新書です。いや、登場人物の関係や時系列が分かりやすくて助かります。ますが、著者は光の君を『見事な人格の人』と書いていて、それが納得いかないのです。どこをどう読んでもマザコンエディプスコンプレックスロリコン自意識過剰承認欲求過剰なお人で、たちが悪いのがこのお人、この上なく美しいのです。その美しさが光り香るのです。なのでかかわる人が皆々光の君に引き寄せられるのです。帝でさえ。『源氏物語』は翻弄された女性の、各々の物語だと私は思うのです。2024/01/27

佐島楓

20
源氏物語のダイジェスト版。当時のこまごまとした知識も同時に得られるし、著者独自の見解も読め、参考になった。2013/07/20

ひよピパパ

14
『源氏物語』の中で描かれる光源氏の生涯について、その梗概を解説した書。物語の中の人物にすぎない光源氏がまるで実在したかのように、その人物像が生き生きと描かれる。本書によって『源氏物語』の大まかな筋を確認することができ有益。光源氏が、「女性から女性へ渡り歩いた浮薄な男」ではなく、一門の長としての誇りと自覚をもって生きた人物だということがよくわかった。2018/09/15

...

10
ギリシア神話とかでも神様ってめっさエゴイスト多いよね。光源氏がやりたい放題やっててかつ、浮気されたら許さなかったとか、たしかに神話ならではの冷酷さを受ける。瀬戸内寂聴の源氏物語を読む、という本では葵の上は不幸な女だと書かれていたが、本書ではもっとも幸福な女性と書かれており、その辺りは、なるほど男女で解釈が変わりそうだ。2020/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/245657
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。