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出版社内容情報
キャラクター商品を持っている日本人…83.9%。なぜ現代人はキャラクターなして生きられなくなったか! キャラクターに何を求めているのか! 豊富なデータと心理分析から解き明かし、キャラクテラピー・ビジネスの未来を予見する!
内容説明
癒しブーム、小泉人気、幼児虐待、引きこもり…香山リカとバンダイが現代日本を徹底分析。2兆円ビジネスキャラクター産業の裏側。
目次
第1章 キャラクターと現代人の奇妙な関係
第2章 キャラクター天国の向こう側
第3章 キャラクター開発の現場から
第4章 対談・いとうせいこう×香山リカ×バンダイキャラクター研究所―サブキャラの時代は何を意味するのか?
第5章 対談 汐見稔幸×香山リカ×バンダイキャラクター研究所―子どものままでいたい親が必要とするキャラクターとは
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。精神科医。神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科助教授。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぞだぐぁ
4
著名な心理学者の香山リカとバンダイキャラクター研究所が出した、「キャラクターとはなんぞや」と分析した本。 キャラクタービジネスのみならず育児や社会問題との関わりにも言及がある。また、巻末にはキャラクタークロニクルやビジネスに役立つキャラクターデータ集といった資料もあり、この分野の研究においては無視できない内容だと思う。2011/02/27
ひよこ
2
p131「キャラクターがタフになってきている。そうなれば、四角いキティや丸いキティを出しても、面白いといって受け入れられるようになる。」 最近、一部で仕事を選んでほしいと懇願されているキティちゃんはタフすぎます。四角いキティとかもう違和感がありません。時の流れと慣れの恐ろしさを感じました。2014/09/05
なつん
2
キャラクターがビジネスとして認識され始めた2000年ごろに書かれた本。当時のキャラクターが認識されるまでの解説や戦略が調査結果とともに分析されていた。今と比べて考えることもできて面白い。時代の流れを感じた。 2013/02/24
篁
2
図書館で見っけた本。刊行が2001年とかで小泉時代で、ちょっと懐かし(廃れた)キャラクターがいろいろ登場しているけど、香山さんの話は面白かった。 2011年現在のオタク文化はまた話が違うかなぁと思いつつも、キャラクタァ化する人間は自分も反省というか納得というか。 学習研究社 215P2011/10/09